次回更新のお知らせ
第四十五回(2017.1.15

おわび
(2017.1.15 最終更新)

 「ハ行音を考える」として書きはじめたのですが、昨年7月になりこれではとても11月の更新には間に合わないと考え、「中期朝鮮語の音価を考える」の続きを書くことにしました。しかし考えていた11月はとっくに過ぎ年も越してしまいました。1年以上更新もできていないので、とりあえずできたところだけでも更新することにします。
 「日本語の起源」についての考察は
回り道ばかりしていますが、気長に更新をまっていただければと思います。web siteのようにしたいと思うのですが、時間がありません。それでワードで打ちあげたものを載せることことにしました。こちら

 都合によりできあいの「JPEG File Interchange Format」よって国際音声字母(IPA)などの特殊文字の書きこみをおこないました。そのためそれらの文字が少し汚くなり、行間も不揃いになりました。お詫び申しあげます。またもしリンクが切れていたり、特殊文字が読めないなど不都合があればこちらまでご連絡ください2015.9.1 ichhan

次回更新のお知らせ

 1.次回更新のお知らせ:初出  (1999.01.24)
 2.次回更新のお知らせ:
第二回(1999.03.11)
 3.次回更新のお知らせ:
第三回(1999.05.03)
 4.次回更新のお知らせ:
第四回(1999.05.27)
 5.次回更新のお知らせ:
第五回(1999.07.16)
 6.次回更新のお知らせ:
第六回(1999.09.03)
 7.次回更新のお知らせ:
第七回(1999.10.15)
 8.次回更新のお知らせ:
第八回(1999.12.08)
 9.次回更新のお知らせ:
第九回(2000.01.12)
10.次回更新のお知らせ:
第十回(2000.03.01)
11.次回更新のお知らせ:
第十一回(2000.04.05)
12.次回更新のお知らせ:
第十二回(2000.06.01)
13.次回更新のお知らせ:
第十三回(2000.09.01)
14.次回更新のお知らせ:
第十四回(2000.10.20)
15.次回更新のお知らせ:
第十五回(2000.12.15)
16.次回更新のお知らせ:
第十六回(2001.02.03)
17.次回更新のお知らせ:
第十七回(2001.04.01)
18.次回更新のお知らせ:
第十八回(2001.06.01)
19.次回更新のお知らせ:
第十九回(2001.08.01)
20.次回更新のお知らせ:
第二十回(2001.10.01)
21.次回更新のお知らせ:
第二十一回(2002.01.01)
22.次回更新のお知らせ:
第二十二回(2002.12.25)
23.次回更新のお知らせ:
第二十三回(2003.05.01)
24.次回更新のお知らせ:
第二十四回(2003.09.01)
25.次回更新のお知らせ:
第二十五回(2003.12.01)
26.次回更新のお知らせ:
第二十六回(2004.03.01)
27.次回更新のお知らせ:
第二十七回(2004.06.01)
28.次回更新のお知らせ:
第二十八回(2004.09.01)
29.次回更新のお知らせ:
第二十九回(2004.12.01)
30.次回更新のお知らせ:
第三十回(2005.03.01)
31.次回更新のお知らせ:
第三十一回(2005.06.01)
32.次回更新のお知らせ:
第三十二回(2005.09.02)
33.次回更新のお知らせ:
第三十三回(2005.12.01)
34.次回更新のお知らせ:
第三十四回(2008.02.02)
35.次回更新のお知らせ:
第三十五回(2008.12.20)
36.次回更新のお知らせ:第三十六回(2010.2.20)
37.次回更新のお知らせ:第三十七回(2010.7.20)
38.次回更新のお知らせ:
第三十八回(2011.9.8)
39.次回更新のお知らせ:第三十九回(2011.12.5)
40.次回更新のお知らせ:
第四十〇回(2012.4.17)
41.次回更新のお知らせ:第四十一回(2012.11.25/2013.2.12)
42.次回更新のお知らせ:第四十二回(2013.6.20/2013.7.15)
43.次回更新のお知らせ:第四十三回2014.12.15
44.次回更新のお知らせ:第四十四回2015.11.16

45.次回更新のお知らせ:第四十五回2017.1.15


次回更新のお知らせ

1.初出(1999.01.24)
 次回更新時には、「ハ行音の問題」をとりあげます。

 *「ハ行音の問題」とは:
 ハ行音は、語頭の子音はp>>h、語中・語尾ではハ行転呼をおこしたと考えられています。例えば、「春」はparu>aru>haru、「貝」はkai>kawi>kaiのように変化したと考えられています。しかし、なぜハ行音は語頭と語中・語尾で違う変化をしたのでしょうか。上の通説には問題がないのでしょうか。
 次回は、語頭と語中・語尾で違った変化をした本当の理由を考えることにします。そして、その理由によって、日本語とオーストロネシア語族が同系であることの一つの証を示したいと考えています。

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2.第二回(1999.03.11)

 次回更新時には、「ハ行音の問題」をとりあげます。

 *「ハ行音の問題」とは:
 ハ行音は、語頭の子音はp>>h、語中・語尾ではハ行転呼をおこしたと考えられています。例えば、「春」はparu>aru>haru、「貝」はkai>kawi>kaiのように変化したと考えられています。しかし、なぜハ行音は語頭と語中・語尾で違う変化をしたのでしょうか。上の通説には問題がないのでしょうか。
 次回は、語頭と語中・語尾で違った変化をした本当の理由を考えることにします。そして、その理由によって、日本語とオーストロネシア語族が同系であることの一つの証を示したいと考えています。

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3.第三回(1999.05.03)

 次回の更新もハ行頭子音の問題を考えます。ここまでの考察では近畿地方周辺の方言(昔の都なまり)が関東地方などの方言(昔の東国なまり)よりも早く非口蓋化してihiの変化を起こしたことをうまく説明できません。では私の考えた新説(p→ph→pf→F//h:近畿地方周辺で→hと変化)はまちがっているのでしょうか。まずこの問題を解くことにします。そしてそのあとは「ハ行転呼音の問題」をとりあげます。
 ハ行転呼とは中世以降、語頭以外のハ行音がア行音に変化したことをいいます。たとえば通説では「恋」はkohi→kowi→koiのように変化したと考えられています。しかし皆さんはこの通説に疑問を感じないでしょうか。疑問を感じる人も疑問を感じない人も一度すこし大き目の国語辞典で「沢」と「恋」を引いてみてください。そうすれば「沢」がsaha→sawaと変化したのをみることができても、「恋」がkohi→kowi→koiのように変化したことはみることができないことに気づかれることでしょう。つまり上の通説は事実(文献にあらわれた言葉)にもとずいて考えられたものではないということです。
 次回の更新では、ハ行転呼音の変化の起こった理由を解くために、「
中世の音図でなぜヲとオの位置が逆になっていたのか」を考えることにします。

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4.第四回(1999.05.27)

 次回は「ハ行転呼音の問題」のつづきです。
 
ハ行転呼音の変化をfV→wV/v→Vと考えましたが、ここで二つ問題があります。ひとつは上のfは両唇破擦音pf([p])なのでしょうか。それとも両唇破擦音pfとは違ったものなのでしょうか。もう一つは語頭のハはワと変化していることです。なぜハとハ以外は違った変化をしたのでしょうか。この問題の鍵は、「ワ行音のヲが高いアクセントをもっていた」という事実にあります。
 次回はこれらのことを考察します。もし時間が許せば、ここまでの考察でわかったことから、日本語がオーストロネシア語族にその源があることを少し示してみたいと思います。

あとがき
 次回も「ハ行転呼音の問題」をとりあげるつもりです。明日5月
28日から約二週間、資料集めにネパールにいきます。そのため更新は遅れ、7月15日頃を予定しています。

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5.第五回(1999.07.16)

 次回は今回考察できなかった「ワ行音のヲはなぜ高いアクセントをもっていたのか」をまず考えます。「ハ行音の問題について」はまだわからないところも残るのですが、ハ行音の語頭(ハ行頭子音)と語頭以外(ハ行転呼音)の変化をそれぞれ「有気音化」「喉頭音化」という観点からまとめます。
 またその後ここまでの考察でわかったことから、日本語とオーストロネシア語族の人名と地名にそれぞれ相関があることをさぐりあてることにします。ハ行転呼音の変化は「喉頭音化」と考えることができ、そのこととワ行音のヲが高いアクセントをもつことから、古代日本語に前接辞(小詞)siが存在したことを想定します。そしてその想定から、前接辞siと以前からよく知られている前接辞i(助詞イ)は日本語とオーストロネシア語族の人名と地名にそれぞれみられることを明らかにします。つまりこのような日本語とオーストロネシア語族のそれぞれにおいて、前接辞siは人名につき、前接辞iは地名につくという特殊性は日本語とオーストロネシア語族のあいだの単なる類似ではなく、これこそが日本語とオーストロネシア語族との同系を示す証しといえるでしょう。
 できれば次回の更新で「ハ行音の問題について」はおわりにしたいと思っています。いつも時間に追われているので、ここまで進めるかわかりませんが頑張ってみるつもりです。

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6.第六回(1999.09.03)

 次回は奄美・沖縄地方にあまねくみられる「太陽」を意味する「ティ(−)ダ」の語源を探ってみたいとおもいます。この「ティダ」の語源にたいしてはよく知られているように、古く故新村出氏による台湾のアミ(ス)語「チダル/チラル」(太陽)との比較にはじまっています。しかしその後この新村説は単なる音の類似にすぎないとして、今では「照ら」の転音説や漢語「天道」の字音説が提出されています。そして現在までのところ、この「ティダ」は古典語にみられる「イナノメ(稲目)・シノノメ(細竹目)」との関係をみて、オーストロネシア語族の祖語形t'ina(「光」)と同根とみる故村山氏の考えが一番すぐれているとみられます。しかしこのすばらしい村山氏の比較も新村氏の「チダル」(太陽)との比較を否定されていることは大変残念なことです。(「ティダ」の語源に関する諸説の紹介は村山 1988:140/215-7、外間 昭和56:179-191亀井 昭和48:115-119/p452など。また村山氏の新しい考えは村山 1993:80-88、村山 1995:104-6、p155-8)
 次回の更新では「ティダ」の語源が村山氏の考えどおり「イナノメ(稲目)・シノノメ(細竹目)」
にあり、そればかりでなくオーストロネシア語族の祖語形
t'ina(「光」)とも同根であることを検証していくことにします。

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7.第七回(1999.10.15)

*お断り
 ホームページ更新のための文字うち・調べ・考察・校正、またリンク張り・チェックなどに毎日追われています。しかし更新をしたあと色々気づくことが多く、そのため本来の更新作業がなかなかはかどらず、このところ少々疲れ気味です。それで次回は閑話休題にして、「番外編2」をホームページにのせることにしました。
そのため「ティダ」の語源の考察のつづきは次々回にまわします。

「番外編2」
 沖縄の首里方言の動詞
「書く」の終止形katuにみられる語末鼻音
-ng(=に対する通説について、考えるところを述べてみたいと思います。

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8.第八回(1999.12.08)

*お詫び
 今回も小用が多く ホームページの更新がままなりませんでした。また先月の終わりごろから再セットアップをし、その後サーバへの転送方法をかえたため、ホームページのデータをこわしてしまい約2週間ホームページがおかしくなってしまいました。お詫び申しあげます。もし読めない文字などお気づきのところがありましたら教えていただければ幸いです。「番外編2」は次回更新で終わりにするつもりです。そのため「ティダの語源」の考察のつづきは次々回にまわします。 

 「番外編2」
 沖縄の首里方言の動詞
「書く」の終止形katuにみられる語末鼻音
-ng(=に対する通説について、考えるところを述べてみたいと思います。

 追記:一昨日、たまたま古本屋で国語界の長老である大野晋氏の最新著作「日本語と私」(朝日新聞社刊:1999.12)を見つけました。この「番外編2」では大野氏のことにも少しふれるつもりだったので、まずこれを読んでから更新の続きを書きたいと思います。

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9.第九回(2000.01.12)

 今回は筆がすべり大野氏の名前まで出してしまいましたが、他意はありません。私も大野氏も自らの信念にもとづいて「日本語の起源」を解いていくしかありません。ただ願うのは国語学界といわれるところから、「語末鼻音-ngにたいする服部説の批判があらわれることです。つい何度もいってしまいますが、「連濁の問題」などをすどおりして、「日本語の起源」を解くことはできないはずです。国語学者、言語学者そして好事家の皆さんからのアイディアが出ることを願っています。大変遅くなりましたが、次回から「ティダの語源」の考察にもどります。

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10.第十回(2000.03.01

 今回は本土方言の「お天道様」と琉球方言の「ティダ」がオーストロネシア祖語のt'ia(光)に対応することをみました。そしてそれらの対応が同系のゆえに起こっていることを示すための準備として、撥音・連濁・琉球の首里方言や波照間方言にみられる語末鼻音(-ng)との関係を考えました。そしてそのなかで鼻母音→入りわたり鼻音→撥音(または消失)の変化を考えると、連濁や連声・強調形・二重語・方言形などといった現象をうまく説明することができることを示しました。これはたんに世界ではじめて発表された考えというだけでなく、オーストロネシア祖語と日本語が同系であることを証明するための重要な鍵をもっています。
 また連濁にみられるガ行音の音韻変化から、古来より日本語には有声音と鼻音の間を行き来する音韻変化があることを知りました。次回はこのような有声音と鼻音の間を行き来する音韻変化が語義変化にどのように関わっているのかを探ることにします。

 付記1:記憶をたどりファイル(「tida2」)の修復を2000.03.01におえました。前の表現とは少しかわったところがありますが、考察自体は同じです。
 付記2:第10回(2000.03.01)更新時の「お詫び」は次のとおり。
   「ファイル(「tida2」)を消去してしまいました。すぐに修復を試みましたが、一部未修復のまま更新することになりました。お詫び申しあげます。10日前後で修復を終える予定ですので、もう一度見にきてください。」 

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11.第十一回(2000.04.05

 今回も雑用にまぎれ更新を進めることがままなりませんでした。また「夢間草廬」(むけんのこや)へのリンクをはる都合もあり、急遽更新することにしました。 

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12.第十二回(2000.06.01

 今回は自分の考えを表現するのがうまくいかず、時間ばかりが過ぎてしまいました。それでとりあえず更新することにしました。ここまでHPを読んでもらっている皆さんのなかには「日本語の起源」の核心になかなかたどりつかず、いらいらされているのではないかと思います。たしかにてっとりばやく日本語を他の言語(たとえばインドネシア語)と比較してみなさんに大見得をきればかっこよいのですが、そんなに簡単にはいかないのも本当のところです。日本語の起源の問題が提示されてから100年以上たつというのにまだ解けないのはそれなりの、つまりこの問題の難しさからきているのですから。しかしここまで日本語そのものの分析を不十分ながらもやってきたので、そろそろ少しずつオーストロネシア語族に属する言語と比較していきたいと思います。できれば次回の更新で、少しでもフィリピノ語(タガログ語)との比較をしてみたいと考えています。 

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13.第十三回(2000.09.01

 今年は暑さもたいそうなものでした。そのため前回は更新断念をしたのですが、そのあともなかなか考察ができませんでした。そして今回も暑さのため日だけが過ぎていき、結局不十分なまま更新することにしました。
 ところで前回のお知らせで「少しずつオーストロネシア語族に属する言語(フィリピノ語)と比較していきたいと思います。」とかきました。そこで今回はなぜそのような比較をするのか、つまり日本語とオーストロネシア語族が唯一同系であると考える根拠は何なのかを少し簡単に述べておきました。
 次回の更新では日本人にはなじみのうすい前鼻音化現象(鼻音前出と鼻音代償)について、簡単に書くことにします。なぜなら日本語とオーストロネシア語族との同系論を展開するためには前鼻音化現象をさけて通るわけにはいかないからです。そして更新を続けることによって、少しづつオーストロネシア語族にみられる前鼻音化現象が日本語のなかでどのようにあらわれているかをみなさんに示していきたいと考えています。
 なお今回リンクをはるために以前のページをみていましたが、自分自身どこに何が書いてあるかさがすのに苦労しました。前々から索引をつくらなければ思っていたので、次回は簡単なものでも索引をつくり、のせるつもりです。 

<覚書>
 以下の文章は前回更新を断念したため、ホームページの表紙にそのことわりを書いたものです。

おことわり

 今回更新をしようとしましたが、少し問題点をみつけうまく先へ進めることができませんでした。時間ばかりがたち、そのうえ暑さも本格的になってきました。そこで今回は更新を断念することにしました。この点深くお詫び申しあげます。
 次回更新は9月1日を予定しています。

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14.第十四回(2000.10.20

 今回は索引作りからはじめたのですが思っていたより時間がかかり、結局「現代日本の三人の開拓者」の一部しか索引を作ることができませんでした。そして本題のほうは小用にまぎれなかなか先へ進むことができず、オーストロネシア語族にみられる「前鼻音化現象」の説明と、それと日本語の(同韻)相通現象が似ていることの説明におわりました。次回は索引作りの続き、また「前鼻音化現象」が日本語とどのように対応するかをみていきたいと思います。 

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15.第十五回(2000.12.15

 今回の更新はいかがでしたか。新しく「チベット関係図書目録」の作成をしたため索引の更新もできませんでしたが、日本語とオーストロネシア語族にみられる本当に珍しい対応は面白く感じていただけたのではないでしょうか。でも今回の更新分だけでは皆さんから単なる偶然、他人の空似じゃないかといわれそうです。そこで次回からは「連濁はいつ起こるのか?」という難問に挑戦することにします。
 ここまでの更新は「「ハ行音の問題」について」にしろ、「「ティダ」の語源を探る」にしろ最終的解決にいたらず尻切れとんぼになってしまいましたが、次回からの「連濁はいつ起こるのか?」については一年以上前に最後まで解くことができています。「連濁はいつ起こるのか?」の問題は解いてみるとコロンブスの卵というか、その答えは以前からよく知られていたものです。またもう一つの「連濁はなぜ起こるのか?」のほうは私がこれまでの更新で何度となく書いてきているので皆さんもある程度わかっていただいていると思います。今まで全く解かれたことのない「連濁の問題」を解いていきますので、次回からの更新を楽しみにしてください。なお当然のことながら日本語とオーストロネシア語族のあいだにある鼻母音の対応については「連濁はいつ起こるのか?」の更新をおえてからになります。
 次回は西蔵関係図書目録(英文書約700冊)をまず作成し、できればまだできていない索引作りの続きもやりたいと思っていますが、さてどうなることやら。 

16.第十六回(2001.02.03

 月末になり急用ができ、予定の2月1日に更新できませんでした。申しわけありません。今回は急遽「衣(e)と江(ye)の混乱の問題について」を追補しました。また「チベット関係図書目録」のうち西蔵関係図書目録(英文書)を作成をしたため、「連濁はいつ起こるのか?」については筆を進めることができず、また索引の更新もできませんでした。お詫び申しあげます。次回は二ヶ月後の更新(2001.04.01)を考えています。また索引作りは中止したいと思います。なお当然のことながら日本語とオーストロネシア語族のあいだにある鼻母音の対応については「連濁はいつ起こるのか?」の更新をおえてからになります。
 ひとつ述べておきたいことがあります。今回もエの音韻変化を考えるために、いろんな言語学(音声学)の本を読みました。そしてそこには世界中のめずらしい音声や音韻変化について詳しい説明を読むことができ、大変参考になりました。しかしながらそれらの本(下記に別記しました)には日本語の音声については全くといっていいほど記述がなく、たとえば日本語には五母音(a・i・・e・o。は平唇)があり、ウは円唇でなく平唇であると、記述がなされている程度です。たとえば
琉球方言の一部の方言に見られる[asa]と発音するときの声門閉鎖音[])、上代特殊仮名遣いに見られる甲・乙類の違い(とその方言音への反映。たとえば琉球方言の口蓋化法則)、標準語以外の方言音や我々自身気づいていない有気音と無気音の違いともいうべき音韻の区別(「高い」([takai])と「硬い[katai])にみられる語頭・語中のttの違い)については国語学といわれる本のなかで、わずかにそれも関係する個所に唐突にみられるばかりです。これはたとえていえば世界史のなかで日本史の重要な事件の講義をうけているようなものです。もし皆さんも日本史の重要な事件を日本史のなかではなく、世界史のなかで習うとすれば非常にもどかしく思われることでしょう。しかし日本人を読者にしている言語学(音声学)の本であるにもかかわらず、日本語の音声については全くといっていいほど体系的な記述がないのです。ここでことさらに述べるまでもなく「日本語起源論」はいうにおよばず、日本人にとっては日本語の音声は切っても切れない関係にあるはずです。そのことを考えてみれば世界史とは別に日本史の教科書があるように、もっとまともな日本語の音声について書かれた本があってしかるべきと思われます。
 下記の本は今回参考にした言語学(音声学)関係の本です。

1.大野晋・柴田武編 『岩波講座 日本語 5 音韻』 岩波書店 1977(3刷 1992
2.亀井孝・河野六郎・千野栄一編著 『
言語学大辞典セレクション 日本列島の言語』 三省堂 1997
3.小泉保著      日本語教師のための言語学入門』 大修館書店 199331995
4.小松英雄著    
『日本語の音韻 (日本語の世界7)』 中央公論社 昭和56年
5.M.シュービゲル著 『新版 音声学入門』 小泉保訳 大修館書店 1982(新版初版:1973初版)
6.中本正智   『日本列島言語史の研究』 大修館書店 1990
7.橋本進吉
    『古代国語の音韻に就いて 他二篇』 岩波書店(岩波文庫) 198025刷:1993
8.服部四郎著    『音声学』(岩波全書) 岩波書店 1951(25
刷:1977
9.服部四郎著    『日本語の系統』 岩波書店 昭和34(
6刷:昭和44
10
.平山輝男編著  『全国方言辞典 @』ー県別方言の特色(角川小辞典33) 角川書店 昭和58

 書きついでにもう少し述べることにします。
 1.
声門閉鎖音[][asa]
   琉球方言(首里・那覇方言など)では良く知られている「
[i][ji],[u][wu]」(服部 1951:27)の音韻的区別に必要な声門閉鎖音[])の記述をもう一つみつけました。(服部 1951:28)

「・・・日本語(東京方言など)の聲立てはむしろはっきりした方だが,ドイツ語や琉球語のように強い[]が普通聞えない。母音の聲とめ<ending>にも、ゆるやかなのとはっきりしたのとある。日本語には両者ともに現われるが,「あッ」[a]というときには特に強い聲門内破音で止められる。・・・(以下省略)」

 上の服部氏の本の該当個所にはドイツ語などの例をひき声門閉鎖音[])について詳しい記述があります。しかし強い声門閉鎖音が必ず聞かれる宮古市方言柴田 1978:717参照)については記述がありません。もちろん以前から琉球方言の声門閉鎖音[])については知っていましたが、もし東京方言や宮古市方言[asa]」の記述をみつけなければ、ハ行転呼音の問題を一部であるとはいえ解けなかったと思います。なぜなら私の方言は滋賀方言で京都方言と同様、「朝」は[asa](時に[asa]」)なので、声門閉鎖音[])の存在そのものを知覚することが難しいからです。しかし運よく柴田氏の文章で琉球方言にみられる声門閉鎖音[])と同じものが本土方言にも存在することを知りました。そしてそのことを知れば日本祖語に声門閉鎖音[])を仮定することは論理の進め方として、ごくやさしい当然の道でしょう。
 2.
有気音と無気音の違いともいうべき音韻の区別(例:「高い」([takai])のt「硬い」([katai])のtの違い)
   こちらの記述についても、もう一つみつけました。(
服部 1951:137-140参照:次の引用は服部 1951:138)

「・・・日本語(東京方言など)の[pa](パン),[tai](鯛),[kai](貝)などの[p][t][k]は,英語の[p'][t'][k']ほど氣音が強くはないが,やはり帶氣音の部類に屬する。ただし,東京方言でも條件によって氣音の強弱が異り,[kata](肩)の[k]は[naka](中)の[k]より氣音が強く, 後者は氣音が全くないこともある。・・・(以下省略)」

 このような音韻の区別は英語にもみられます。(小松 昭和56:134)

「・・・今度はtreeとstreetとでそれを試してみると、treeの[t]では紙片が揺れるのに、streetの[t]ではほとんどそのままである。こういう違いをもった二つの音を、同じ[t]だといってよいものだろうか。」

 ところで上の有気音と無気音の違いともいうべき音韻の区別は普通私たちの意識にはのぼることがありません。たとえば有気音と無気音の違いをもつ外国人から「高い」の発音はthakaiですか、それともtakaiですかと質問され、その質問の意味さえ理解できなかった方も多いのではないでしょうか。しかしこのような微細な音の区別は奄美諸島の喜界島の方言にあります。(岩倉 昭和16(音韻):1-2:詳しくは服部 1951:85、服部 昭和34:312-5)

「有氣音と無氣音 仮に有氣音無氣音の語を用ひるが、喜界島語を理解する上に、此の兩音質の區別は極めて重要である。・・・(以下省略)」

 このようにみてくると、この種の音韻の区別は日本語にとって大変重要なものであることがわかるでしょう。もちろん私自身が外国人からだされた「高い」を綴るローマ字(thakai)の意味さえ最初理解できなかった経験をもったことが日本語に存在する有気音と無気音の違いともよべる差異に気づくきっかけになっているのは事実です。しかし私がハ行頭子音の変化を一部ながら解いたのも、日本語にあるこの種の違いの記述(小松 昭和56:134-6)を読み、次のような説明に疑問を感じたことが大きいと思います。(小松 昭和56:136)

「なお、日本語や英語では、自然に息が出たり出なかったりしているだけのようにしか見えないという言い方をしたが、ほんとうはそうではない。それを直接に意味の識別に役立てていないだけであって、実は、語頭子音に多少の息をともなうことによって、聞き分けの助けをしているのである。こういうところに、言語音の運用のおもしろさがある。」

 いま例として声門閉鎖音[])、また有気音と無気音の違いともいうべき音韻の区別の二つをとりあげましたが、このような日本語にとって重要な音韻については、ほとんどの(日本人のための)言語学や音声学の本ではとりあげられていません。そしてもしこのような音をとりあげた本があったとしても、そこにみられる説明は「聞き分けの助けをしているのである。こういうところに、言語音の運用のおもしろさがある。」(上記より)というような口あたりのよい言葉でおわっています。これではとても「日本語の起源」の問題など解けるわけがありません。日本語学(言語学)を勉強する人のためにはもっとまともな西洋の学問のコピーでない、日本人のための言語学(音声学)の本が必要でしょう。 

17.第十七回(2001.04.01

 今回も更新に追われ、カ行の清濁しかとりあげることができませんでした。次回はサ・タ行、できればもっと先までいきたいのですがどうなることやら。次回は2001.06.01の更新を考えています。また索引作りは中止したいと思っています。
 なお2001.02.27にHP「日本語の起源」からHP「
チベット関係図書目録」を分離独立させました。こちらも見ていただければ幸いです。 

18.第十八回(2001.06.01

 今回は本当に時間がなく本文を更新することができませんでした。深くお詫びします。次回はサ・タ行できればもっと先までいくつもりですので、これに懲りず8月1日(予定)の更新をお待ちください。なおHP「チベット関係図書目録」については更新(約300冊追加)していますので、見ていただければ幸いです。
 ところで前々から考えていた
HP「倭言」(わごと)の件ですが、なにしろ二つのHPの更新におわれ時間がなくなかなかHPを開けません。しかし考えているだけでは埒があかず前に進めませんので、意を決してHP「倭言」を秋には開きたいと思います。そのHPではこれからの日本語はどのようにあるべきかを私の考えや皆様からいただく投稿をもとに、掲示板を設けて皆様とともに広く論議していきたいと思っています。日本語廃止論・英語公用語論・漢字全廃論・ローマ字/仮名文字表記論・旧かな(歴史的仮名遣い)復活論、あるいは関西第二標準語論や琉球語・アイヌ語公用語論といった日本における日本語をめぐる色々な問題を考えていくHPにしたいと思っています。次回はHPの主張(構成)や投稿規定などをのせたHP「倭言」を開設するつもりです。こちらもお楽しみにしてください。 

次回更新のお知らせ

19.第十九回(2001.08.01

 今回は濁音ザ・ダ行のもとになっている、清音サ行の直音化・タ行の破擦化・ツァ行音について考えてみました。しかし時間がなくサ・タ行音の問題点については考察することができませんでした。次回はこの問題から考えていきたいと思います。そしてできれば濁音ザ・ダ行と四つ仮名の問題などもっと先までいければと思っています。10月1日の更新をお待ちください。
 HP「
チベット関係図書目録」は無料のHPを使っているのですが、突然サーバーを移転すると通知がありました。2001.10.31まで旧URLでもアクセスできるとのことですが、新URLへの変更をしていただければ幸いです。なお今回は約250冊を追加しています。次回更新は2000.10.1を予定しています。
 HP「倭言」(わごと)は時間がなく、プロバイダーの選択など準備がととのわずHPを開けませんでした。次回の更新では主張(構成)や投稿規定などをのせたHP「倭言」を開設したいと思っていますので、いましばらくお待ちください。 

20.第二十回(2001.10.01

 今回は四つ仮名の問題について考えてみましが、最後のほうは時間がなく少しあらっぽい考察となったことをお詫びします。またいつものことながら時間がなく、破擦化の前半部分(t→ts/t)については考察することができませんでした。次回はこの問題から考えていき、もし時間があればラ行音の変化についても考察したいと思っています。次回の更新は2002.1.1を予定しています。
 HP「倭言」(わごと)は今回も心の準備ができず、HPを開けませんでした。次回(2002.1.1)には主張(構成)や投稿規定などをのせたHP「倭言」を開設したいと思っていますので、いましばらくお待ちください。  

21.第二十一回(2002.01.01

 更新を三ヶ月にのばせばゆっくり考察できると考えたのですが、結局今回も時間におわれてしまいました。お詫びもうしあげます。破擦化の前半部分の変化(t→ts/t)については考察することができませんでしたが、そのかわり途中で思いついた「すずめの語源」について書いてみました。これでいちおう「すずめの語源」は解けたことになるでしょう。正月以降は少しほかにすることがあり、次回の更新は都合により2002.5.1に変更しました。
 HP「
倭言」(わごと)をやっと開きました。これからの日本語のあるべき姿を皆さんとともに考えていくホームページにしたいと思っています。ぜひこちらも見ていただければ幸いです。  

追記(2002.5.25)
 先日、日本祖語における語末鼻音の存在を指摘している論文の紹介記事(
村山 1981a:86-7)をみつけましたので、それを追記しました。(→こちら

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22.第二十二回(2002.12.25

 今年にはいって新しいHP「倭言」(わごと)の開設や、まえからのHP(「チベット関係図書目録」)の更新に追われ、もとのペースにもどれなくなり、このHPの更新ができなくなってしまいました。タ行の破擦化(t→ts→sとt→t)の2種の違いの原因をつきとめ、頭のなかにあるもやもやしたものをすっきりさせたいのですが、なかなか考えがまとまりません。このタ行の破擦化の問題もそれが日本語(の起源の問題)のなかで孤立しているわけではないのが当然で、そう考えてこの問題はまたゆっくり考えることにして、さきに進むことにしました。
 上のように書きかけて夏に更新を考えたのですが、今度はネパール人カビタ・ラマの日本語学校入学
の件で時間をとられてしまい、結局1年ぶりの更新となってしまいました。(5月25日と12月1日にそれぞれ
S.A.スターロスティン氏論文の紹介中国語にもみられるa/の母音交替現象を追記しました。)カビタの入学許可も正式にでて、ビザ取得までいま少し時間の余裕ができ、遅れていた更新に取りかかることにしました。これまでまっていただいた皆さんには深くお詫び申しあげます。次回は「ナ・マ行について」の題で、2003.3.1の更新を考えていますので、これにこりずに見にきていただけたらと思います。   

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23.第二十三回(2003.05.01)

 3月26日ネパール人の学生が来日しました。いまは大阪YMCAで元気に日本語を勉強していますが、今回学生の来日もあり、更新がまたまた大幅に遅れてしまいました。本当に申しわけありません。「梅」の音韻変化(「うめ」と「むめ」の両表記の問題)についても書きはじめたのですが、更新が大幅に遅れているので、次回にもちこすことにしました。もし私に時間があれば、その問題のあと、つづいてヤ行音の問題を考えることにしたいと思っています。いつも更新がおくれるので、次回の更新は2003.9.1を考えています。これにこりず更新をまっていただければと思います。  

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24.第二十四回(2003.09.01)

 このところ残暑がきびしいですが、皆様おかわりありませんか。「うめ」と「むめ」の両表記の問題はかなり解くことができましたが、今回も更新の時がきました。次回はいままでやり残してあるワ行音の問題を解いてみたいと思います。そのために「母」の表記が中世に「ハワ」となり、その後また「ハハ」に戻った問題を取りあげるつもりです。そしてうまくいけば、「梅」の発音の変化については最終的な解決ができるのではと思っています。ヤ行音の問題は次々回の更新になりそうです。次回の更新は2003.12.1を考えています。   

25.第二十五回(2003.12.01)

 今回は思ってもみなかった音便の問題を考えることになりました。いろいろ考えているうちにイ(ウ)音便(・ハ行転呼音)・撥音便・促音便の全てがただ一つの原因(一音節語のCの添加)から発生していることをつきとめることができたのは何といっても収穫でした。しかし初めの問題の「母」の変化は解けたと思ったのですが、大きな問題点を残すことになりました。それで次回はまず特殊ウ音便(p)の問題をとりあげ、その変化の一例である「人の語源」も考えようと思います。そしてそのあとハ行転呼音の変化と深く関係しているワ行音の変化(やり残してあるワ行音の問題)を考えるつもりです。そしてその中で今回残ってしまった疑問(「母」の変化)も解きあかしたいと思います。このワ行音の変化はかなりの難問なので、次回の更新でもきちんと解けるかどうかわかりませんが頑張ってみたいと思います。しかしもし時間がなければヤ行音の問題と同じく、次々回への更新に持ちこしになるかもわかりません。次回の更新は2004.3.1を考えています。

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26.第二十六回(2004.03.01)

 今回は特殊ウ音便と撥音便・促音便の交替現象について考察しました。そしてその原因が母音の無声化(→無声化音消失)とその後の喉頭化音消失に関係していることをつきとめることができました。そして特殊ウ音便の一例として「人の語源」を考えてみたのですが、思いのほか色々な問題を見つけてしまい、ついには卑弥呼の語源にまで手を伸ばしてしまいました。また先日は特殊ウ音便と撥音便・促音便交替の変化式に少しまちがいがあるのに気づき急遽手直ししました。そして足長おじさんをしている関係で、チベット人の大学生が就職活動のためにこちらにやってきたり、YMCAで学んでいたネパール人学生が大学受験、そして合格となるなど、また他にもいろいろ雑用に追われたため文章の推敲がもうひとつできないまま、いつものごとく更新の時がやってきました。それで「西の語源」と「右の語源」については次回の更新ににもちこすことにしました。そのため正しい「母」の変化、またワ行音の変化(やり残してあるワ行音の問題)については、「右の語源」のあとに考えることになり、はたしてワ行音の変化にまでたどりつけるか心もとなくなってきました。次回の更新は2004.6.1を考えています。
 *追記(2004.3.3)
  卑奴母離(=日守
ヒナモリ)の「奴」について、考察を少々つけくわえました(こちら)。  

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27.第二十七回(2004.06.01)

 前回更新をおえたあとはいつものことですが雑用におわれ、そのうえ気抜けがしてしまい、今回は考察がすすみませんでした。最初は「西」と「右]の語源について考察をする予定でしたが、やってみるとこれといったアイディアもわかなかったので、別ページに書くことにしました。前回宿題とした中世のハワがこつぜんとこの世から消え、近世にハハが復活したように見える「母」の変化についてはこれでかたがついたのですが、そこでその変化を解決するために語中にuを添加しておきました。これについてはワ行音の変化(やり残してあるワ行音の問題)と大いに関係があるのですが、色々考えるべきことが多くあり考察が長くなりますので、次回の更新(2004.9.1)にまわしたいと思います。

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28.第二十八回(2004.09.01)

 中世のハワがこつぜんとこの世から消え、近世にハハが復活したように見える「母」の変化がワ行音の変化とつながっていると考えて、そのワ行音の変化を解決するために前回は語中にuを添加しました。この語中uの添加について考えは先に進んだのですが、いつものことながら書いているうちに更新の時間になりました。そこでとりあえず区切りのよいところで更新することにしました。この先はワ行音の変化(やり残してあるワ行音の問題)について書きつづいていくつもりです。しかしまだ考えがまとまっていないところもあり、次回で終わりというわけにはいきそうもありません。本当にもうしわけありません。でも考えてみれば明治このかた100年余、「ワ行音の変化はなぜおこったのか」という難問を2−3ヶ月考えただけで解けるわけがないのは当然のことです。そのためこの難問に向かって私がどのような道を歩んでいるか、どのような手順で解決して行こうとしているのか、皆さんにはまだ見当もつかず、半信半疑の気持ちでおられると思います。しかしあと半年ほど待っていただければ、私が何を考えているかわかっていただけると思います。そういうわけでもうしばらく辛抱して見ていただければと思います。次回の更新は2004.12.1を予定しています。

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29.第二十九回(2004.12.01)

 今回はまったくといってよいほど考察を進めることができず、ほら吹きの見本みたいな更新になり本当に申しわけありません。というのもべつのHPに出いりすることが多く、その書き込みのための調べに時間をとられてしまったためです。次回は本業(?)に力を入れ更新したいと思っていますので、これにこりず末永く見ていただければと思います。チベットに興味があれば、ichhanの名で書きこみしている次のHP(「チベットおたくラボ」)を見ていただければと思います。次回の更新は2005.3.1を予定しています。  

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30.第三十回(2005.03.01

 今回もまったくといってよいほど考察を進めることができず、申しわけありません。昨年暮れにかけて更新の内容をいろいろ考えているうちに正月を迎えてしまいました。また以前から「日本語の起源」を解くためには琉球語の知識は必要不可欠と考えていたのですが、そこで思いきってウチナーグチ(沖縄方言)を習うことにしました。それで那覇方言を一月中旬から習いはじめたのですが、そのうちにネット購買にはまり、いろいろ珍しい琉球語方言の本を買ってしまいました。それらの本を読んだり、ウチナーグチを習ったりしてういるうちにいつのまにか日がすぎ、琉球語のあれこれについていくつか疑問も湧いてきましたが、それらの疑問にいますぐに答えることはできません。それでとりあえずワ行音に関係する本土方言の助詞「ハ」に対応する「ヤ」にだけついて少し書くことにしました。
 購入した珍しい各地の島ことばの本はこれからもこのHPで引用することはあまりないように思いますが、皆さんの参考にもなると思い、『
琉球語関係蔵書目録』を作成しのせることしました。こちらも見ていただければ幸いです。次回の更新は2005.6.1を予定しています。  

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31.第三十一回(2005.06.01

 前回の更新日までに琉球語に関する本をたくさん購入した(『琉球語関係蔵書目録』)ので今回はまずそれらを読んでいたのですが、そのうちにダライ・ラマ法王が来日され金沢の講演会や京都西本願寺への参詣などについて回りました(→「うらるんたの」掲示板4月19日、ハンドルネームbodのNo.401西本願寺でダライラマに会えました。」)。そうこうするうちに部屋を出て帰ってくるまでに12時間、一番長く乗っている電車でも30分以内という待ち時間ばかりが多い最悪な転勤の命がでました。生活が激変するこの転勤は定年が近い身には大変きつく、そのため帰宅後部屋でゆっくり本を読んだり、HPを手直しするための時間がなくなってしまいました。またウチナーグチ(那覇方言)のほうも習う時間と先生のほうの時間とが会わなくなり、週に1回習うことができるかどうかもあやうい事態になってしまいました。転勤をうらんでもしかたがありませんし、HPの更新期間を長くしてもうまく更新できるかどうかはわかりませんので、期間はこれまでどうり3ヶ月にして更新内容を少しだけにするつもりです。いろんな本を読まないと(蓄積しないと)HP更新のアイディアも浮かばないのにその本を読む時間もなくなってしまい、これまで以上にぼちぼちとやるしかありませんが、末永く見ていただければ幸いです。次回の更新は2005.9.1を予定しています。 

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32.第三十二回(2005.09.02

 前回の更新で転勤になり勉強する時間がなくなったと書いたとおり今回は推敲の時間もなく書きぱなっしになりました。また小辞「ト」から古代語の助詞「イ」までの変化については宿題になってしまいました。この変化についてはもちろん考えるところはあるのですが問題点が残り、今回はそのアイディアは書かないことにしました。ところで6年も宿題にしていた「やり残してあるワ行音の問題」のほうはこの小辞「ト」(から変化した古代語の助詞「イ」)を仮定することで解けたと思います。
 これでア行からワ行まで(ヤ・ラ行と鼻音のナ・マ行・ガ行鼻濁音行はHPのところどころで)一通り説明を終わったので、次回の更新では連濁についてまとめてみようと思っています。それが終われば「動詞活用の起源」の問題を手がけるつもりです。なにしろ身体的にも時間的にも余裕がなくなっているので次回の更新もほんの少しだけになると思いますが、見ていただければ幸いです。次回の更新は2005.12.1を予定しています。  

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33.第三十三回(2005.12.01

 今回の更新で「「連濁とは何か?」の問題に一区切りをつけます」と書いたのですが、結局そのうちのはじめの部分であるア行音(母音)の問題を書いて時間となりました。次回は四つ仮名の問題(サ・タ行)やガ行鼻濁音の問題(ガ・ナ・マ行)、さらにヤ・ラ行の問題などをとりあげてそれらが連濁現象とどのように関係しているかを考えていきたいと思います。
 今回更新をしようと連濁問題を整理していて
古代の鼻音の変化()と中世における変化(→i/u)の違いの起こる原因に気づきました。そしてそれがワ行音とハ行転呼音の問題ともつながっているのがわかりました。ハ行転呼音の問題はあともうすこしで解決するところまで来ているので、次回はそれがうまく解決できればと思っています。そんなわけで連濁現象とオーストロネシア語族との関係まではとても書けないと思いますので、それらは次々回の更新となるでしょう。また以前から約束しています「動詞活用の起源」の問題はその後ということになります。
 次回の更新も少しだけになる可能性もありますが見ていただければ幸いです。なお来年2月28日はチベットの新年です。それで久しぶりにその頃カトマンズに10日ほど行こうと思っていますので、次回の更新(2006.3.1)は少し日がずれるかもわかりません。  

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34.第三十四回(2008.2.02

 長い間更新ができなかったこと、まずお詫び申しあげます。更新を予定していた期限内に更新できそうもなくなりその代わりに「チベット語のツェグ(点)の省略はなぜ?」(「nga字以外は次にshadが來るとき,これを附けない。」というtshegに関する規則)という題で書き始めたのですが、ちょっといきずまり、かわりに「チベット語の語末の再添後字saの消滅はなぜ?」の問題を書くことにしました。この問題はだいたい筋道がついていたので書きあげられると思っていたのですが、またもや問題点をみつけてしまい期限内の更新に間に合わなくなり頓挫してしまいました。次回の更新(ハ・ワ行音の問題)は2008.05.01を予定しています。

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35.第三十五回(2008.12.20

 ハ行転呼音の問題をきちんとかたずけようと思ったのですが、最後のツメでつまずいてしまいました。それでいろいろと考えているうちに約束の更新日も過ぎてしまいました。本当に申しわけありません。そうこうするうちに先日(6月12日)数年来考えていた動詞活用の起源を解くことができました。それで「連濁の問題」はとりあえず一時保留にして、次回は「動詞活用の起源について」を書きたいと思っています。この問題も大変難しくまとめるのに3−6ヶ月はかかると思いますが、気長に待っていただければ幸いです。 2008.6.17 ichhan 

 上の文章を書いたのは良かったんですが、夏頃以降日本語のアクセント関係の本を読んでいたため本文を書くことができないうちに年末になってしまいました。また2月18日にプロバイダーをかえたのですが、先日アカウントを誤って消去してしまいメールアドレスも次のようにかえました。今回もお詫びばかりになりましたが、これに懲りずに見にきていただければ幸いです。

新しいメールアドレス:ichhanh\excite.co.jp
 *\は@にかえてください
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36.第三十六回(2010.2.20

 「ハ行音の変化について」の小考を「国文学 解釈と鑑賞」誌に送り2週間以上経ちましたが、いまだに掲載不可の通知もありません。そこで前から約束していたようにここに載せることにしました。「ハ行音の変化について」の小考を昨年夏頃より書いたこともあり、2年HPの更新ができませんでした。またワードからHPに書き換えたため、印刷すると文字の乱れがあります。あわせてお詫び申しあげます。2010.2.28にタイプミスなど手直ししました。

 今は「動詞活用の起源」関係の本を再読しています。ところでもう3−40年くらいまえに、数学の問題の解決(解答)には”エレガントさが必要”というふうな文章を読んだ覚えがあります。しかしながらいま再読している色々な本に書かれている解答は”きれい”にはとても見えません。このような考えでは「動詞活用の起源」の解決はおぼつかないでしょう。さて”動詞活用の起源”のメドはようやくつきましたので、半年くらいすればなんとか形になるのではと考えています。またしばらくこのHPも更新できませんが、それまでお待ちいただけたらと思います。

 一般雑誌の編集子の方々にお願い

  「ハ行音の変化について」の小考を2誌に投稿しましたが、掲載不可(1は休刊)のため発表することができませんでした。私は田舎に住む好事家なので、専門家のような緻密な考証はできませんが、この小考には新しい知見をたくさん書きました。内容もレベルの高いものとなっていますので、一般の方々により多く読んでもらいたいという思いが募ります。一般雑誌でどこか発表できるところがあれば連絡をいただけませんか。よろしくお願いします。

 忘れないうちに書いておきます。沖縄復帰1、2年後はじめて沖縄に行きました。首里方言に接して最初に印象的だった言葉はakisamiyoo@(感)あれえっ(以下省略)」(国研編 昭和51:110)でした。その言葉の語頭にみられる音が声門閉鎖音(喉頭化母音a)であることを知ったのはずっと後のことですが、この音の存在に触れているのは、亀井氏が万葉集にあらわれる「加伊」(櫂)の考えの中で「原日本語の母音が喉頭破裂をともなっていたのではないかということは、ゆるされうる仮定である。」(『日本語の歴史 1 民族のことばの誕生』 昭和38:314)と述べられたのが最初ではないかと思います。この文章は何度か読みかえしていて、何時ごろからこの考えを意識しだしたのか、それともkakite→kaite(書いて)→kaiteの変化を考えついたあと、亀井氏のこの文章を思い出したのかはっきりしません。また亀井氏は『捷解新語』の注音表記の考察においても、「初声を重ねる形はいはゆる勁音(ハングルは省略)と同じく声門の破裂(glottal explosive)の音をあらはすものかと思はれる。」(『日本語のすがたとこころ(一)』 亀井 昭和59:367)と書かれており、その着想もすばらしいものです(こちらは私自身考えつきましたが)。言語学者で、かつまた日本語学の学者としてその名を我々の記憶にとどめるだけでなく、ダイヤモンドを加工中であった亀井氏の考察から多くの新しい知見を見つけだすのが我々の為すべき仕事です。そうすれば日本語の起源もおいおいと解決に向かうことと思います。亀井氏の御冥福をお祈りします。(この項、2010.2.22 追記) 

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37.第三十七回(2010.7.20 

 先日「八重山語彙 乙篇」を読んで、ずっと疑問だった「母の変化」を解くことができました。それで以前約束していた”動詞活用の起源”はまたもや中止していましたが、明日よりまた書き続けたいと思います。終止形の途中までできていますので、あと3ヶ月くらいすればこのHPに載せることができると思います。しばらくこのHPも更新できませんが、それまでお待ちいただけたらと思います。2010.7.26 記

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38.第三十八回(2011.9.8

 昨年森氏の『日本書紀の謎を解く 述作者は誰か』(中公新書)を再読し、疑問を感じてから早くも1年近くがたちました。疑問を解こうとして中国語音韻論の勉強を始めましたが、独学するにはあまりにも難しい学問です。しかしいろいろな本を読むうちに上代語に関するいろいろな問題(たとえばサ行頭子音の変化など)をみつけました。それでそれらの問題も一緒に解決しようと欲ばりすぎてしまい、時間ばかりが過ぎてしまいました。しかしこれでは何ひとつ仕上げることができないと思いかえし、とりあえず「次清音字の問題」を更新することにしました。このような事情で約束していました更新が遅くなりなり、皆様に心よりお詫び申し上げます。
 
 ところでもうひとつの問題である「喉音字の問題」も大筋はできていますので、12月には更新できるのではないかと思っています。またサ行頭子音やサ行イ音便の問題もめぼしがついたので、来年春ころには更新できるものと思います。先日は動詞終止形にオーストロネシア語族の接中辞inの、また昨日はハ行転呼音やウ音便にumの痕跡を見つけました。また中国語音韻論の大問題である重紐の非口蓋化母音の音価の問題にもびっくりするようなアイディアを思いつきました。しかしこれらのひらめきがアイディア倒れにならないようにするためにはまだ1年の熟慮が必要です。「動詞活用の起源」も書きかけになっていて更新はまださきになりますが、「サ行イ音便の問題」を解決したあとに書き続けたいと考えています。まだまだ時間はかかりますが、気長に待っていただければ幸いです。


 *先日、ハ行頭子音と転呼音の変化についての考察(変化式)の一部に間違いを見つけました。

   ハ行の語頭:puV→pV
   ハ行転呼  puV→ua,i,u,e,o
   ワ行音   :puV→ua,ui,uu,ue,uo

    *このように考えると、ハ行4段動詞のウ音便(「買ヒテ」が「買ウテ」に変化)もうまく説明できます。詳しい考察は1年くらい後の「動詞活用の起源」の更新で。(2011.9.16 追記)
 

 昨日htmファイルからhtmlファイルに変えました(2011.9.16 追記)。
 *
今日旧HPに新HP(htmlファイル)へのリンクを付けました(2011.9.20 追記)。

 カイモグラフへのリンク(ハ行音の変化/日本書記歌謡次清音字の問題)を張りました(2011.9.20 追記)。

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第三十九回(2011.12.5

 今回あまりおくれずに更新できました。今回「日本書記歌謡喉音字の問題」を考えたので、これで前回の「日本書記歌謡清音字の問題」とあわせてカ行の問題を解くことができました。そしてそれらの問題を考えていくうちに、いつも同様色々考えるべきこと(上代特殊仮名遣いコ乙のコ甲への変化などなど)が出てきました。しかしそれらの問題は複雑で、すぐには解決できないので、一つずつゆっくりと考察したいと思っています。
 上代のサ行はサ行かシャ行か、いまだ決着がついていませんが、次回はこのサ行頭子音の変化について考察します。今までにない、思いもよらないアイディアでこの問題に決着をつけるつもりです。次回は2012.3.1の更新を予定しています。楽しみにお待ちください。2011.12.5 ichhan

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第四十回(2012.4.17

 今回はにわか勉強がたたり大幅に更新が遅れ申し訳ありません。上代のサ行はツァ行かシャ行か、いまだ決着がついていないサ行頭子音の問題を考えました。上代の本郷佐字音()と沙字音(シヤ)が同音であると考えると、上代から現在までのサ行音の変化をうまく説明できることを述べました。しかしそう考えると、サ()とシヤ()の違いは何かという問題が出てきます。このサ行の「直拗とは何か」については次回(2012.8.1)の更新で答えることにします。次々回 (2012.11.1予定)は以前の更新で最後のツメが甘かった、サ行イ音便について考えたいと思っています。

 進む第四十一回:2012.11.25/2013.2.12)

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第四十一回(2012.11.25/2013.2.12

 今回は約束していた「サ行音の直拗とは何か」の問題をキャンセルして、急遽「チベット語の綴りを考えるという題目で更新することにしました。前回のHPを更新した翌日(2012年4月18日)にチベット語の「shad(l)の前のnga字にのみtsheg()を打つ」規則が上古中国語喉音韻尾の問題とつながっていることに気づきました。そこで翌日から上古中国語喉音韻尾の問題を考えたのですが、素人の私には勉強することが多くなかなか仕上げることができません。約束していた8月1日はとっくに過ぎてしまい、そこでチベット語の「shad(l)の前のnga字にのみtsheg(tsheg)を打つ規則」を考える-チベット語の綴りを考える(その1)のせることにしました。

 ここで私的なことですが、「上古中国語喉音韻尾の問題」が解けるまでの経過を少し書いておくことにします。私は戦前にチベット入りした西川一三氏の『秘境西域八年の潜行』(芙蓉書房 1968-9)やロブサン・ランパ著の『第三の眼 : 秘境チベットに生まれて』(光文社 1957)などを読み、40年ほど前にチベットに行きたいと考えました。そのために『初心者のための独習チベット語文法』(矢崎正見著 昭和50年, 増補改訂新版1999)や 『Grammar of Colloquial Tibetan』(S.C.Bell 1977, 2nd edition)で独習しはじめたのですが、綴りと発音が乖離していることで有名なチベット語はとてもむずかしいものでした。そこでチベット人に習うのが一番と考えたのですが、その当時の私にはチベット語を習える環境にはありませんでした。それでチベット語を習うにはネパールのカトマンズに行けばいいと考え、大阪でネパール人留学生からネパール語を習いました。その後1979年に初めてカトマンズに行き、ジャワラケルのチベット難民キャンプに通い、片言のチベット語を習いました。3か月後チベット人の友人とともにインドのダラムサーラに行き、現在文部省所管「チベット人子弟の教育福祉基金」出版部門の責任者であり、「The New English-Tibetan Dictionary」(Dharamsala, 2000)の著者でもあるkarma monlam氏からチベット語の手ほどきを受け大変お世話になり感謝しています。そして毎日チベット図書館を右繞しながらチベット人から会話を習い、その後も独学で今日まで勉強してきました。ところでチベット語を習うと誰でもすぐに感じる疑問の一つにshad(l)の前のnga字にのみtsheg()打つ」規則があります。の規則どおりtsheg()が自然に打てるころにはその疑問も感じなくなってしまうのですが、私はこの規則の理由を知りたいと20年以上考え続けて、ついにその規則を解くアイディアを
2010216日朝、寝起きに思いつきました。そしてそのアイディアはHPにも書かずにずっと温めてきたのですが、サ行頭子音の問題である「須須と鳴いた雀はいま」を更新した翌日の2012418日にこの規則が上古中国語喉音韻尾の問題とつながっていることに気づきました。その後4月下旬には声門閉鎖音(//)が声門摩擦音(/h/)に変化するという考えを援用し、数日後に敦煌文献にあらわれる気音符()と「shad(l)の前のnga字にのみtsheg()打つ」規則との関係をうまく説明できるようになりました。

 次回、本家中国人も考えつかなかったアイディアで上古中国語喉音韻尾の問題を解いてみたいと思っています。難問でなかなか仕上げることができませんが、まちがいなく筆は進んでいますので、いましばらく楽しみにお待ちください。

*更新を予定している「清濁考ーかなはなぜ濁音専用の字体をもてなかったのか」は亀井氏の有名な小考の表題(「かなはなぜ濁音専用の字体をもたなかったかーをめぐってかたる」)のもじりです。
このようにもじった謎かけの答えはもちろん「須須」と鳴いた雀は昔も今もかわらず「ちゅんちゅん」と鳴くからです。また「サ行音の直拗とは何か」は来年春先以降になりそうです。約束がなかなか果たせませんが、いましばらくお待ちください。2013.2.10記

 *昨年11月25日更新後、チベット人に「チベット語のtshegの問題」の考察を読んでもらいたいと考え、チベット語の要約をクリスマスまでに書き上げました。しかしそれと同時に第7節後半以降を書換え追加し、それに加えてチベット人にその要約をチェックをしてもらうために時間がかかってしまい、結局今日まで更新することができませんでした。今回、第7節後半以降を書換え追加しましたので、もう一度見ていただければと思います。2013.2.12追記

 
 *4日まえ更新した時に書き忘れた、上の「チベット語のtshegの問題」の答えであるの音が促音の発生につながっていることについてはこちら。2013.2.16記

 *2013.2.10までにここを訪れていただいた方へ。
2012.11.25以後、第7節後半以降を書換え、追加しましたので、もう一度見ていただくと幸いです。チベット語要約はこちら


 進む2013.6.20/2013.7.15/第四十二回(次回更新のお知らせ)

第四十二回(2013.6.20/2013.7.15) 
おわび

 「上古中国語喉音韻尾の問題について」をいましばらく更新ができないために下記の文章を書きましたが、その後喉音韻尾の問題を含めた、より全体的な「上古中国語の再構」の問題に考えがかわってしまいました。しかしそうはいってもそう簡単に「上古中国語の再構」の問題を書きあげることはできないので、とりあえず今までの考えの概略(この問題を解く上での道筋程度→こちら)を載せることにしました。htmlできちんと校正までする時間もないので、ワードで書いた未校正のものを載せることにしました。次回はきちんとhtmlで校正までして載せるつもりです。それまでいましばらくお待ちください。

お知らせ

http://ichhan.sakura.ne.jpに移転しました。

2013.7.31頃までは旧サイトhttp://members.e-omi.ne.jp/ichhan-h/も残しておきますが、ブックマークよろしく変更ください。2013.6.20 記

 「須須」と鳴いた雀はいまーサ行音の問題を解決する(その1)」を昨年4月17日に更新したのですが、その翌日、上古中国語喉音韻尾の問題を解決するためのアイディアが湧きました。今回は「サ行音の直拗とは何か」をキャンセルして「上古中国語喉音韻尾の問題について」をHPに載せる予定でしたが、なかなか思うように仕上げることができません。そこで更新の期日もとうに過ぎてしまったので、とりあえずこれまでに書きあげている、「「shad(l)の前のnga字にのみtsheg(tsheg)を打つ規則」を考える-チベット語の綴りを考える(その1)」を載せることにしました。
 チベット語の綴りを20年来考えてきて、上古中国語喉音韻尾の問題にたどりつき、この二つは深い関係にあることに気づきました。皆様に本家中国人も気づかなかった「上古中国語喉音韻尾の問題」を解いてお見せするまで、あと三か月ばかり楽しみにお待ちください。


 進む(第四十三回:2014.12.15)

第四十三回(2014.12.15

 いつも更新が遅れ申し訳ありません。ホームページを開設してはや約15年たちました。パソコンはあいかわらずの素人ですが、「日本語の起源」という未開地はあちらこちらと開墾が進み、それらの開墾地の位置関係もだんだんと明らかになってきました。まだまだ開墾すべき問題も多いのですが、そのうちに解決の糸口もみつかるでしょう。今回は「動詞活用の起源」について書こうと思ったのですが、やはり一度に書きあげることは難しく、特別編として「母音融合にたいする大野説」を疑う」について書くことにしました。しかしこれも考察がまだまだ続くのですが、更新がまったくできていないので今回はここまでにします。
 ところでたまたま中期朝鮮語関係の本を読んだのですが、再構された中期朝鮮語の音価(通説)には疑問を多く感じました。そこで「日本語の起源」の解明には少々遠回りになりますが、次回は「中期朝鮮語の再構音価の問題について」を書きたいと思います。色々な問題に興味が湧いて、更新内容があちらこちらに飛びますが、すべて日本語の起源を解くうえで役に立つ考察です。これら飛び飛びの考察が「日本語の起源」の問題とどのように関係しているのかはのちのちのお楽しみとします。気長に私につきあっていただけると幸いです。

(indexに書いた) おわび

 私の興味が上古中国語・中期朝鮮語に移ってしまい、それらの勉強に時間が取られ、またそれらに対する考えが先に進みすぎました。そのため「日本語の起源」についての考察がなかなか前に進まず回り道ばかりをしていますが、気長に更新をまっていただければと思います。そんなわけでホームページを見やすく読みやすくするための時間が取れません。しかし更新が遅れに遅れていますので、今回は校正やリンクなどは適当なところで更新することにしました。そのためホームページはとても見にくくなりましたので、ワード版のほうを見ていただけると幸いです。→こちら

おわび

2013.6.20に下記の文章を書いてからはや半年以上が過ぎてしまいました。しかしその半年間は上古中国語の再構問題を考えつづけていました。まだなかなか形にならないのですが、とんでもないアイディアがわき、いまそれを考え続けている最中です。先日からは日本語の「動詞活用の謎を解く」を書き始めました。まずこれを書き上げ、その後上古中国語の再構問題について書くつもりです。そんなわけで半年前の約束も、またまともな更新もできませんが、辛抱強く待っていただけたらと思います。2014.2.7記

次回更新のお知らせ

第四十四回(2015.11.16


 いつも更新が遅れ申し訳ありません。「中世朝鮮語の音価を考える」について一度にすべての問題を書きあげることは難しいことに気づき、そこでとりあえず初・終声(子音関係)と中声(母音関係)の2回にわけることにしました。しかし初・終声のみを書きあげるにはまだまだ時間がかかることがわかり、ホームページの更新も半年以上できていないことから今回(中期朝鮮語の再構音価を考えるー初声・終声字の問題(その1))ここで切りあげることにしました。執筆途中のものは今回省略し、次回に載せることにしました。

 
『訓民正音』の中声の定義では「天地人」の三声が基本であり、その中でも「天声」が基本中の基本となっています。その定義を素直に認めれば基本の三声ならa・i・u、またもっとも基本である「天声」(通説://)が消えてなくなったりするというのはどう考えても納得がいかなくなるでしょう。つまり「天地人」三声を通説ではまちがって解釈しているというしかありません。次回の更新では中声(母音関係)の再構を試みたいと思います。もし時間が許せば古代朝鮮語にe音がなかったとされる理由、ひるがえって古代日本語のエがieであったとする前回の私案に通じる問題まで書ければと思っています。

 中期朝鮮語の再構音価(通説)には多くの問題があり、そのよってきたる問題の根源はカールグレン以来現在にいたる中国語中古音の再構にあります。今回中国語中古音の音価にもまったく新しいアイディアをだして、それによって中期朝鮮語の音価にも新しい解釈を示してみました。正しい中国語中古(上古)音なくして古代日本語や古代朝鮮語の音価再構はなしえません。逆説的になりますが、中国語中古(上古)音を解明するためにも郷歌や『訓民正音』の正しい読みがいま一度必要とされています。朝鮮語研究者だけではなく、中国語研究者にも読んでいただければ幸いです。このようにここ数年中国語中古音の問題、古代日本語のエの問題、今回の中世朝鮮語の初・終声(子音関係)問題と内容があちらこちらに飛んでいますが、すべて日本語の起源を解くうえで役に立つ考察です。これら飛び飛びの考察が「日本語の起源」の問題とどのように関係しているのかはいずれわかっていただけると思います。気長につきあっていただけると幸いです。

 都合によりできあいの「JPEG File Interchange Format」よって国際音声字母(IPA)などの特殊文字の書きこみをおこないました。そのためそれらの文字が少し汚くなり、行間も不揃いになりました。お詫び申しあげます。またもしリンクが切れていたり、特殊文字が読めないなど不都合があればこちらまでご連絡ください2015.9.1 ichhan

  • 進むお便りをお待ちしています)
  • 目次(「ハ行音の問題について」)
  • 目次(「ティダの語源を探る」)
  • 目次(「連濁はいつ起こるのか?」)
  • 目次(「カ行音の問題を考える」)
  • 目次(「サ行音の問題を考える」)
  • 目次(「中期朝鮮語の音価を考える」)
 
緊急アピール(2008.3.14のチベット騒乱について)

 現在TV・新聞などで報道されているようにラサをはじめとするチベット族居住地域で騒乱がおきています。しかし中国側の情報統制が厳しく詳しいことはわかりません。中国側の報道には真実がないと思われる方は次のHPやブログをご覧ください。

 1.ダライ・ラマ法王日本代表部事務所チベット亡命政府発表レポート
 2.
ちべログ@うらるんた
 3.
I LOVE TIBET
 4.
北京趣聞博客(ぺきんこねたぶろぐ)(福島香織さんの日本語訳)
   *中国語原文は「
西藏各地2008310日之后大事記」(オーセルさん)
 5.最新のダライ・ラマ法王の声明です。
    〜チベット人のみなさんに向けて〜
(2008.4.6)  
      
*2の英文サイトにはビデオやオーディオのリンクも張られています。

    1.チベット語原文:http://www.dalailama.com/uploads/documents/06apr08_tibetan.pdf
 
   2.英語訳:http://www.dalailama.com/news.222.htm
 
   3.日本語訳:http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/080406_statement_to_all_tibetans.html
    4.中国語訳:http://www.dalailama.com/uploads/documents/06apr08_statement-chinese.pdf

 6. 

 7.チベット連帯委員会

 8.International Campaign for Tibet(アメリカ発チベット支援団体のHP)
    
抗議地地図(暫定版改版:Sites of Tibetan Demonstrations and Protestsの地図を使用し、一部加筆しました)